「CAD以外で変えたいもの」の記事一覧

誰でも図面を確認出来るPDF形式

オートキャド(AutoCAD)の作業効率を上げるために、CAD内の設定以外に出来る事はないか。

そんな視点で色々紹介をしてきましたが、オートキャド(AutoCAD)からかけ離れた話ばかりを続けるのも変な感じですね。

作業環境について書き始めるとキリがなくなってしまうので、このあたりの話はそろそろ終わりにしようと思います。

ちょっとした工夫で便利になる、というのがTipsの趣旨ですけど、それより大がかりな話はちょっと荷が重いですから。

マウスとかキーボードを変えて作業効率を高めるというのは、少額のコストで効率化が図れる良い手段です。

しかしディスプレイをもうひとつ増やすというあたりの話からは、ちょっとした工夫という表現を超えてしまった感じです。

コスト的には大きすぎるものではありませんが、紹介しながら「これはちょっと違うか…」という感触が拭えないままでした。

これ以上書いていったらその内「座る椅子も買い換えましょう」みたいな非現実的な話になりそうなので、ここで終わりにしておきます。

ということで、このカテゴリの最後に図面のPDF化について紹介して終わりにしたいと思います。

ディスプレイを増やす事の価値

オートキャド(AutoCAD)の操作をする際に、ディスプレイの大きさは結構作業のやりやすさに影響を与えます。

小さすぎる画面で作業をするのは窮屈ですし、ズームコマンドを何度も使ったりホイールを何度も操作するのはやはり無駄が多いです。

だから出来るだけ大きめなディスプレイで仕事をした方が良い、という話がまずは前提としてあります。

今は大画面のディスプレイもそれ程高くないですから、最低でも24インチあたりの大きさで作業をしたいところです。

一時期19インチのディスプレイで仕事をしたことがありましたが、これは目が疲れて仕方がありませんでした。

ずっとやっていればそのうちに慣れてくるとは思いますけど、その環境に慣れることが果たして良いことなのか、ちょっと疑問ですよね。

自分が持っているオートキャド(AutoCAD)のスキルを駆使しても、作業する画面の大きさを変えることは出来ません。

逆に言えば、ある程度の出費を覚悟さえすれば、誰にでも作業しやすい環境を整えることが出来て、そこには知識とかスキルなどは関係ない訳です。

仕事で使う以上、どうしても一日8時間程度使うというか見続けることになるディスプレイですから、ある程度高性能なものが欲しいところ。

今回はそこからもう少しだけ進歩して、ディスプレイをもうひとつ追加することについて書いてみたいと思います。

キー配列を変えるデメリット

キーボードの配列をソフト的に変更することによって、オートキャド(AutoCAD)の操作で使う「,」キーを押しやすい位置にもってくる。

前回はそんなTipsを紹介しましたが、これはかなり効果的なのでぜひ試してみて頂きたい設定です。

他にも、押しやすい位置にありながらヘルプ機能に限定されてしまう「F1」キーを別のキーに変更するなども考えられます。

オートキャド(AutoCAD)の操作に慣れてくると、それほど頻繁にヘルプを見る機会はないので、F1キーもあまり使いませんから。

ただし、こうした設定変更には無視できないデメリットがあるので、ここで下記に箇条書きしてみます。


・パソコン全体で設定が変わってしまう

・便利な設定に慣れると他のパソコンで困る

・逆に自分のパソコンで他の人が使う時に困る


これらのデメリットは、仕事をする環境によってはかなり影響が大きい場合もあるので、慎重に考えたいところです。

自分だけが使っているパソコンであっても、それが会社の所有しているパソコンである場合が多いはず。

それを何から何までカスタマイズしてしまうと、他の人には使いにくいという事になってしまいます。

これはある程度仕方がない事で、カスタマイズの宿命ではあるんですけど、度を超してしまうと周囲からあまり良い目で見られなくなります。

そのあたりのバランスは結構難しいところです…ということで、今回はそのあたりの個人設定をどこまでやるかを考えてみます。

キーボードの配列を変更する

マウスやキーボードを変えることによって、オートキャド(AutoCAD)の操作効率をアップする。

そのあたりの話を今まで考えてきましたが、これには少しだけお金がかかってしまうので、それを無駄だと考える方もいると思います。

考え方は人それぞれですから、当然私の意見が絶対正しいはずもなくて、むしろ少し極端な意見のひとつという位置づけかも知れません。

こうした意見を人に押しつける訳にはいかないのは分かっているので、私も仕事では周囲の人にこんな話をすることはありません。

オートキャド(AutoCAD)の作業効率をアップさせたい、というのは操作している本人が気がついて調べることに意味があります。

それを人に言われるがままに設定したりマウスを新しくしたりしても、それ程効果はないんですよね…

これは何度も実際に経験しているのでよく分かっています。

最初にコストがかかるような改善には抵抗がある方も多いと思うので、今回はコストがかからない部分での改善を紹介してみたいと思います。

マウスやキーボードを変える意味

キーボードを新しくしたり、テンキーを追加して向かって左側に配置したりして、少しでも操作効率を高めていく。

これには若干のコストがかかりますが、それで効率がアップするのであれば、仕事で使うツールであることを考えるとアリだと思います。

もちろんこうした判断の基準は人によって差がありますけど、少なくとも私は価値があると考えています。

一般的な話をすると、オートキャド(AutoCAD)の操作速度を上げる為には、以下のような地道な積み重ねが必要になります。


・ひとつのコマンド実行にかける時間を短くする

・あらゆる機能を覚えて適切なタイミングで使用する

・無駄な操作を極力なくしていく

・コマンドとコマンドの間の時間(考える時間)をゼロに近づける


これらの項目はごく普通の当たり前過ぎる内容ですから、改めて書くまでもないような話で、誰も知らない秘密のようなものではありません。

100m走のタイムを縮める為には、毎日細かい部分でタイムを縮める為の練習を繰り返すしかない、という話と同じです。

少しずつ無駄な部分をそぎ落としていき、その状態を当たり前という感覚までもっていくことで操作は効率化していく訳です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ