「印刷関連のTips」の記事一覧

モノクロ印刷用プリンタ作成方法

オートキャド(AutoCAD)で図面を印刷する際に、カラー印刷とモノクロ印刷をすぐに切り替えられる状態にしておく。

それによって無駄なカラー印刷を減らすことが出来て、それがコスト削減につながっていく、というあたりの話を前回までしてきました。

カラーコピーや印刷がコンビニで出来る時代ですから、一般的にどの程度のコストがかかるかは何となく掴めると思います。

例えば自分でコンビニに行ってコピーをする事を考えると、カラーにするか白黒にするかは当然意識します。

1枚いくらと書かれていて、コピーする前にお金を入れる必要があるので、意識しない訳にはいきません。

それと感覚的には少し違うかも知れませんが、仕事で使う図面を印刷する場合でも仕組みは全く同じですから、カラーにするか白黒にするかを意識した方が良いという話でした。

こうして考え方だけを述べていても仕方がないので、今回はオートキャド(AutoCAD)上での具体的な設定方法を紹介します。

仕事で無駄をなくす意味

前回はコストを削減することについて色々と書きましたが、結局はカラー印刷とモノクロ印刷を切り替えるというシンプルな話でした。

そんな当たり前の話か…と感じる方もいると思います。

しかし実際に仕事でコストを確認していくと、カラー印刷とモノクロ印刷の違いはかなり大きなものになるので、無視するには大きな違いなんです。

例えば複合機でカラー印刷をする場合、契約にもよりますが1枚につき20円~30円程度のお金がかかります。

リースで印刷した枚数だけ支払うようなパターンが結構多く、そうでない場合もトナー代などで結局同じくらいコストがかかることになります。

一方モノクロ印刷の場合は、1枚10円を切るかどうかという感じで、カラーよりもコストをおさえることが出来ます。

1枚の単価はそれほど大きな差とは言えませんけど、実際に仕事で使ってみると印刷はすぐに100枚単位になってしまうんです。

1枚20円だとすると100枚で2000円。

これを毎日繰り返すと、単純に計算通りには行かないとは思いますが、休日などを考慮して1ヶ月5万円程度。

これはなかなか無視できない金額ですから、出来るだけ無駄を省いて安く抑えたくなってくるものなんです。

設定によるコスト削減を考える

オートキャド(AutoCAD)で作図をした図面を印刷する際に、出来るだけ効率よく色々な設定をして無駄を省いていく。

その為にかける手間は、設定の内容さえ知ってしまえば、それほど大きくはないことが分かると思います。

最初に時間をかけてオートキャド(AutoCAD)の設定をして、出来るだけ無駄をなくした方が長い目で見れば得なんです。

という考え方で今までは色々な設定について説明をしてきましたが、今回は少し視点を変えて「コスト」についても考えてみることにします。

もちろん今までやってきた細かい設定の話が、コストに関係ないですよ、という話では決してありません。

オートキャド(AutoCAD)の操作を効率化することによって得られるのは、作業にかかる時間の短縮です。

仕事において時間はお金とほぼイコールになりますから、時間の短縮はつまりコストの圧縮につながる訳です。

が、今回はそうした時間=コスト的な話ではなくて、仕事をする上でどうしてもかかるコストを減らすという種類の話になります。

選択可能な用紙サイズを限定する

オートキャド(AutoCAD)を使って作図した図面を印刷をする際に、選択する用紙サイズはある程度限られています。

極端な話をすると、A1サイズで印刷が可能なプロッタであれば、恐らく選択する用紙はA1サイズだけであることが多いはず。

A1以外の図面はA3サイズがほとんどですから、レーザープリンターではA3サイズで印刷することになると思います。

であれば、実際に用紙サイズを色々な選択肢の中から選ぶ状況というのは、それ程多くはないと言える訳です。

いつも選択するはずの用紙サイズだけを表示させておき、表示されていても絶対に選ばれない用紙サイズは消しておく。

これによって印刷作業の効率化を目指す、というのが今回紹介するTipsの趣旨になります。

地味で細かい話ではありますが、実際にこの設定をやってみると以外に便利だと感じるはず。

ぜひ一度試してみて頂きたい設定なので、今回はその具体的な手順を紹介していきたいと思います。

選択出来る用紙サイズについて

「システムプリンタを非表示」などの設定により、印刷画面からいつも使うプリンタだけを表示させておく。

というような内容の話を前回まで紹介してきました。

そうすることによって、プリンタの選択をする際に「どれだっけ…」ということになることを避け、余計な手間を省いていく。

そんな狙いがある訳です。

…とまあちょっと大げさで格好つけた表現をしていますが、要するにたくさんあるプリンタから選ぶのが面倒なだけ、という話でもあります。

ちょっと乱暴な表現ですが、無駄な事を省いていくのは仕事としては非常に重要なことではないかと思います。

面倒だから色々なことをやりやすく整理しておく、という考え方は他の様々なシーンにも出てきます。

目的地に早くたどり着く為に車を使うのか、それともそれでは頑張りが足りない気がするから自分の足で走って行くのか。

確かに走って行くと自分が汗をかくので、何となく頑張っている感じがしますが、どう考えても車の方が早いですよね。

評価の基準色々あるかとは思いますが、どれくらい早く目的地に到着するかであれば、走って行っても評価はされません。

オートキャド(AutoCAD)の操作も同じで、マウスをクリックした回数とかキーボードを打った回数が評価されることはありません。

であれば、少しでも手間をかけずに同じ効果を上げることが出来るか、これを考えた方が良い訳です。

と、少々話がそれましたが、今回は作成したプリンタの設定についてもう少し詳しく説明をしていきたいと思います。

サブコンテンツ

このページの先頭へ