雲マークと寸法スタイルの関係
前回はオートキャド(AutoCAD)の雲マーク機能について、基本的な機能や適切な大きさなどを紹介しました。
雲マークというのは円弧の図形が連続で並んでいる図形で、その円弧で囲っている範囲を示す為に使われます。
「ここが変更になりました」とか「ここがまだ決まっていません」ということを図面上で明確にする。
これが雲マークの役割ですから、図面を印刷した際に円弧がどの程度の大きさで見えるのかは結構重要な要素だったりします。
細かい円弧をいくら連続させても、小さすぎて見えなければ雲マークとして認識されることはありません。
円弧が大きすぎれば、それはそれで分かりにくい状態になってしまい、やはり雲マークとして認識されません。
なので、縮尺によって決めた文字のサイズ程度、という雲マークの円弧長さというのは割と重要な設定になってくるんです。
こうした見た目としての設定を踏まえて、今回の雲マーク関連のTipsを取り上げてみたいと思います。