「Shiftキーを活用する」の記事一覧

オブジェクトスナップのリスト表示

前回は[Shift]を押すことによる、強制的な半径0のフィレット機能を紹介しました。

どんなコマンドを使って図面を描いていくかは、オートキャド(AutoCAD)のユーザーによって結構違います。

私はFILLETコマンドを結構多用するので、こうした細かい役立ち機能を見ると嬉しくなります。

ただ、FILLETコマンドを使う際には、半径に気をつけておかないと、後で非常に面倒になる場合もあるんです。

よくあるのが、フィレットの半径が非常に小さい数値になっていて、それにしばらく気が付かなかった場合。

目視ではコーナーになっていそうに見えるけれども、ズームして見たら半径0.2mmで丸められていたりします。

寸法を入れる際に端点を選んだつもりが、寸法値が49.8とかになって、おかしいと思ったら……

あらゆるコーナーが0.2mmの丸めになっていた、という状況は結構ありがちですよね。

オートキャド(AutoCAD)のボタンをカスタマイズすれば、半径0のフィレットはすぐに作れますが……

私はあまりボタンをクリックする操作が好きではないので、作っても無駄になることがほとんどなんですよね。

さて、そんな話はさておき、今回はオブジェクトスナップを使用する際の[Shift]キー活用方を紹介します。

これは有名すぎるかも知れないので、知らなかったと言ってくれる方はあまりいないかも知れませんけど。

強制的な半径0のフィレット

前回は線分を伸ばしたり切り取ったりするコマンド、TRIMとEXTEND機能を使う際のTipsを紹介しました。

[Shift]を押しながらクリックすることで、TRIMコマンドでも線を伸ばすことが出来る。

逆に、EXTENDコマンドでも線を切り取ることが出来る、というのは結構重宝する機能です。

ただ、そういう操作を意識しておかないと、一度TRIMを終了してEXTENDコマンドを実行したりします。

まあこれは慣れもあるんでしょうけど、最初のうちはこの機能を知っていても全然活用することが出来ませんでした。

無意識にコマンドを実行出来る方はなおさら、自分の操作方法を変えるような感じがするはずです。

でも、一度この操作に慣れてしまえば、こんどはその操作を無意識にできるようになって楽になるはずです。

オートキャド(AutoCAD)では結構[Shift]を押しながらクリック、という動作で出来ることは色々あります。

[Shift]キーはキーボードの場所的にも押しやすい位置にあるので、積極的に使って行きたいところ。

今回はフィレットコマンド(FILLET)を実行する際に使える[Shift]の使い方を紹介しましょう。

TRIMとEXTENDを同時に実行

前回は[Shift]キーを押しっぱなしにして直交モードをONにする「一時優先キー」を紹介しました。

図面を描く手順の中で、何度も繰り返し行う操作というのは、出来る限り省力化した方が良いです。

直交モードの切り替えもそういう操作のひとつ。

そうすることによって、特に手が早くなくても、ある程度の作図速度を身につけることが出来ますから。

ある程度までオートキャド(AutoCAD)の操作が早くなると、そこから先はセンスとかの世界になるかも知れません。

でも、そのレベルにまでスキルを高めれば、恐らく仕事としてスピードが問題になることはないはずです。

センスとか手先の正確さとかを突き詰めるのは大変だけど、操作効率を考えて設定するのはそこまで大変じゃない。

設定と効率化を考えるのは、そうした意味があるんです。

今回紹介するのは、TRIMコマンドとEXTENDコマンドを実行する際のTipsです。

直交モードを一時的にONにする方法

このカテゴリでは、オートキャド(AutoCAD)を操作する際に助けになる「Shiftキー」をクローズアップしてみます。

前回オブジェクト選択のTipsでも、[Shift]を押しながら選択でオブジェクト除外になる、というTipsを紹介しました。

これも知っていれば非常に便利な反面、知らないままだとかなり不便な状態になってしまいます。

別の操作があることを知らない訳ですから、それが不便だということにも気が付いていない状態。

そう言った方が正確かも知れません。

とにかく、そうした「知らないと不便な操作」というのは、オートキャド(AutoCAD)には結構あるんです。

今回取り上げる[Shift]キーを使った操作でも、そういう細かい話が幾つかあったはず。

ということで、このカテゴリでは[Shift]キーに関連した、ちょっと便利な小技を色々紹介していきます。

知っている方は軽く流してくださいね。

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