オートキャド(AutoCAD)の作業環境を改善する為に、27インチなどの大きめのディスプレイを導入すると効果的。
というような話を前回はしましたが、まあハッキリ言って全然オートキャド(AutoCAD)のTipsとは言えないですよね。
でも話の流れを切るほどでもなかったので、丁度良い機会ということで、私が思っていることを書いてみました。
ディスプレイに限った話ではなく、仕事で使うツールには、ある程度投資したほうが良いと私は考えています。
オートキャド(AutoCAD)を使った仕事をする場合には、最も大事なのがパソコンとCADソフトです。
特にパソコンは後々までずっと影響するので、出来るだけハイスペックにこだわったほうが良いです。
お金を糸目を付けないでいるとキリがないので、オーバースペック過ぎても無駄になるあたりが難しいんですけどね。
ディスプレイは前回書いた通りで、こちらもある程度一般的なサイズの中で「大きめ」を選ぶくらいが良いです。
そうした機器に掛ける金額と、それによって作業が効率化されることで得られるプラスのバランスが大事です。
それを無視して作業環境の良さを追求し過ぎると、投資した金額を仕事でペイ出来なくなるという情けない結果になってしまいます。
あくまでも目的は「オートキャド(AutoCAD)を使った仕事を効率よく進める」というもの。
作業環境を改善すること自体が目標ではないので、そのあたりを間違えないようにしつつ、道具を選びたいものです。
■マウスも結構重要
ついでにという感じでマウスについても書くと、やはりマウスも高品質のものを使ったほうが作業の効率は高くなります。
大きさはかなり重要な要素なので、まずは自分で実際に触ってみて、手に馴染むものを選ぶのが大前提です。
オートキャド(AutoCAD)を使って仕事をする場合、ほぼ1日中マウスを動かしていることもあります。
なので疲れない大きさというのはかなり重要な要素になります。
その条件を満たしたマウスの中から、ある程度多機能のマウスを選ぶ、という流れが良いんじゃないかと思います。
CADで使いやすいマウス、という目線で選んでいくと、どうしても「ゲームに最適」みたいなマウスを選ぶことになってしまいますが。
作業の効率とか手の疲れにかなり影響を与えるので、ぜひとも自分にあったマウスを探してみることをお勧めします。
■値段と性能のバランスも
こうしたパソコンやマウスなどの周辺機器は、ある程度高品質なものを選ぶことをお勧めしていますが……
「値段が高い商品が絶対に使いやすい」という図式が成り立つ程、単純な話ではなくて、それが難しいところでもあるんです。
特にマウスなどは人によってベストが違っていて、一番高いマウスが最高に使いやすい訳ではありません。
ディスプレイも同じで、オートキャド(AutoCAD)で使う程度であれば、気にするには大きさだけでOKです。
3DCGをやる方などでは、色の出方などの性能も大事で、そこをこだわるとかなり高額なディスプレイになりますが、CADではそこまでの性能は必要ありません。
それでも価格はある程度判断の目安にはなりますが、高いものを買えば良いのか、みたいな認識は危険です。
パソコンに関しては「この程度のスペックでOK」みたいに具体的なスペックを書くことは可能ですが、それは今だけしか通用しません。
1年後に読んだ方が「こんなスペックで良いのか」になる可能性が大なので、あまり役に立たないので止めておきます。
だからあえて大雑把に書くと、購入する時期の「中の上」程度のパソコンを買えばオートキャド(AutoCAD)は問題なく動きます。
これは大体の周辺機器に言えることで、程よいクラスの商品を選ぶと、価格的にも性能的にも大失敗はないと思います。