AutoCADのバージョンによる違いも

当サイトでは、オートキャド(AutoCAD)を使う上で知っていると便利なことを色々と書いています。

ただしそうした話は、あくまでも私が今現在使っているバージョンで可能な操作方法で、全てに共通して言える話ではありません。

最近はこんな機能が搭載されてさらに便利になりました、というような話をすることもありますが……

逆に言えば、それより昔のバージョンではそうした便利な機能を使えません、という場合もある訳です。

例えば以下の記事では、ハッチング機能が自動調整を使わなくても編集出来ますよ、という話をしています。

自動調整なしで形状を変える

でもこれは2011バージョンでは出来ますけど、2008バージョンでは出来ない事なんです。

そういう機能って結構多いので、便利な機能を紹介しつつも「これが出来ないバージョンもあるんだよな」と思ったりしてます。

そんな訳で、今回はそんなオートキャド(AutoCAD)のバージョンについて少しだけ思うところを書いておこうと思います。


■バージョンで微妙に違う

オートキャド(AutoCAD)はバージョンによって、その機能が少しずつ違ってきています。

それをメーカーは進歩と呼ぶだろうし、実際のところは確かに進歩な訳ですから、当然それは良いことだと思います。

それはユーザーにとっても喜ばしいことですから、機能が違うことを責める気持ちは全然ありません。

ただ、使っているバージョンによって微妙に出来ることが変わってくるので、解説をする場合に少し困るだけで。

これは確かに困ることなんですけど、結局は新しいバージョンを基準にして解説をするしかありません。

だから解決策としては割り切って、最新版では出来ますが……みたいなことを言うくらいしか出来ないんですよね。

本当は、それぞれのバージョンを使っている方の為に、バージョンごとに出来る機能などをまとめるのが一番なんです。

だけどこれも実際にはなかなか難しい……

■バージョンアップもあり

オートキャド(AutoCAD)のバージョンごとに、どの程度機能が違うのかを解説するのがなぜ難しいのか。

これは、私が使ったことのないバージョンが結構な数ある、という単純な理由です。

自分が使っていないバージョンでも、調べれば情報を仕入れることは出来ますが、使用者としての詳しい話は出来ません。

そうなると単純に調べた内容の話をそのまま書いていくという、いわゆる「受け売り」みたいな解説になってしまいます。

まあ解説サイトには結構そういうのがありますけど。

それはちょっと違うんじゃないかと思うので、バージョンごとの違いについては何も書くことが出来ません。

私は長い間2008バージョンを使っていて、そこから2011バージョンに一気に上げました。

これは色々な都合やタイミングなどが絡むので、ある程度仕方がない事ですが、2009とか2010などを使っていないんですよね。

昔もそうで、2000から一気に2005に上げたりしていて、途中のバージョンの解説が出来ないんです。

なので、このサイトに書いてあることが出来なさすぎる! と思った方は、最新版へのバージョンアップを考えても良いと思います。

2000を使っている方であれば、最新版に較べてやや機能の劣る状態ですから、検討する余地は充分にあると思います。

ただし最新バージョンと言っても……という話は次回に続きます。