前回はオートキャド(AutoCAD)の2013について、ちょっと厳しい意見を書いてしまいました。
一方的な批判だけで終わってしまうというやり方は、個人的にはあまり好きではないんですけど。
それでも、操作の度に動きが遅いというのはCADとして致命的なので、書かない訳にはいかないという気持ちの方が勝ちました。
これはメーカーで実際にオートキャド(AutoCAD)を使ってみて、何も感じなかったのかが不思議です。
次回のバージョンは来年に発売されて、恐らくオートキャド(AutoCAD)2014になるでしょう。
その新しいバージョンも似たような状況だったらどうしよう……と、今から余計な心配をしています。
今はある程度のシェアを持っているオートキャド(AutoCAD)ですけど、だからと言って安泰という訳じゃない。
少なくとも私はそう思っています。
だから、基本的な部分を疎かにしたバージョンを出し続けてていると、最終的には廃れるんじゃないかという気がします。
まあ気にしすぎなのかも知れませんけど。
■サブスクリプションがある場合
ちなみに今回のオートキャド(AutoCAD)2013が使いにくいという問題ですが……
毎年オートキャド(AutoCAD)のバージョンアップをしている人であれば、まだ状況はそれほど厳しくありません。
サブスクリプション契約をしていれば、2012バージョンを使い続けるという選択肢がありますから。
2013バージョンは諦めて、来年のバージョンアップに期待していればそれで実務に支障はありません。
まあ、サブスクリプションの費用が途轍もなく無駄に感じるという、精神的な支障はありますけど……
まあこれは我慢をすることしか出来ません。
そして、先程も書きましたが、2014バージョンが同じ状態だったらどうすれば良いのか、という心配もありますが。
これも、今から私が気にしてもどうにもならないので、今は期待をすることしか出来ません。
まあ要するに今は便利な2012を使いつつ、次のバージョンは大丈夫なことを期待するしかない訳です。
■もう少し待つという選択肢
でも、今年から新しく2013を買った方は、このバージョンで仕事をするしかない可能性が高いです。
それを考えると、とても暗い気持ちになってしまいます。
そういう状況の方ってたくさんいると思うんですけど、そのあたりをAutodeskは考えているんでしょうか。
もちろんサブスクリプション契約をしていれば、以前のバージョンを使うことも可能なので問題はありません。
でも、サブスクリプション契約をしていなくて、ソフトが2013のみの状況だと、かなり困ることになると思います。
そういう方や会社は、もうオートキャド(AutoCAD)は使わないとか思ってしまわないか……
ユーザーとしてはオートキャド(AutoCAD)が廃れてしまうと困るので、そこを非常に心配しています。
ということで、今現在オートキャド(AutoCAD)のバージョンアップを考えている方は、もう少し待った方が良いんじゃないかと思います。
2014が発売されて、その評判がまずまずであることを確認してから、バージョンアップの検討をする。
かなり寂しい話ですけど、それくらいで丁度良いはずです。