オートキャド(AutoCAD)のバージョンが古くて機能が少ないと感じたら、バージョンアップをするという選択肢もある。
前回は色々とバージョンについての話をして、最終的にはそんな話に落ち着いた訳ですが……
現状のオートキャド(AutoCAD)を知る私としては、ここでちょっと最新バージョンについて書かずにはいられません。
今これを書いているのが2012年の12月だから、最新バージョンは2013になります。
しかし今私が使っているのは2012なので、1年前のバージョンで今は仕事をしていることになります。
ひとつ前のバージョン。
私が使っているオートキャド(AutoCAD)は、Autodeskとサブスクリプション契約を結んでいます。
年間で固定の金額がかかりますが、最新バージョンを使えたり、質問などのサポートが受けられるのがサブスクリプション。
なのに、1年前のバージョンを使っているのはなぜでしょうか。
■お勧め出来ないバージョン
別に引っ張るような話題ではないのですぐに書きますが、最新バージョンのオートキャド(AutoCAD)2013はあまり使いやすくないんですよね。
控えめな表現をしても。
あまり文句みたいなことをここで書くのは、反論する場を用意していないからフェアじゃないんですけど……
それでも、オートキャド(AutoCAD)2013は最高に便利だから皆さん使いましょう、とは絶対に言えない。
これは個人的な好みも多少はあって、単に私には合わなかっただけ、とか言いたいところなんですけどね。
でも実際にはそんなことはありません。
■動きが重くて
なぜオートキャド(AutoCAD)2013は人にお勧め出来ないバージョンなのかというと……
使える機能がダメになったとか、インターフェイスが不便になったとか、そういう問題の話ではありません。
そう言う話以前の問題として、動きが遅すぎるんですよね。
大してボリュームが大きくない図面を編集していても、すぐにカーソルの動きがスムーズさを欠くようになります。
移動コマンドなどを実行する際に、移動するオブジェクトを選択しようとすると、カーソルが一瞬動かない状態になったり。
この動きは、線を引こうとする場合など、オートキャド(AutoCAD)のあらゆる操作で発生します。
うーん……どうすれば良いのか。
私の仕事用パソコンはかなりのハイスペックですから、パソコンが原因ということはあり得ません。
私のパソコンでスペック不足とか、もしそういうソフトであれば、それはそれで大問題だと思います。
そうしたパソコンを使っても動きが重たいんですよね。
出来る限りスムーズな操作をしようと思っている人にとっては、これはもう拷問のような仕様です。
この悲惨なスピード感では、どう好意的に考えたとしても、実務には耐えられないんじゃないか。
そう私は思ってしまうんですよね。
2012バージョンは非常に使いやすかったんですけど、どうしてこんな状態になったのか、残念で仕方がありません。