その昔、図面はオートキャド(AutoCAD)ではなく自分の手で描くのが当たり前のことでした。
CADの存在がなくてはならないものになってからずいぶん経つので、かなり昔の話になってしまいましたが…
手描きでは自分の手で線を引いていく訳ですから、指先の微妙な感覚が結構重要になっていました。
細い線を引くためにはペンを回しながら引くとか、そうしたテクニックもあったりして、描く人の腕の見せ所が多かった気がします。
もちろんCADになった今でも、作図する人によって完成する図面のクオリティは違うし、図面を見せる為のテクニックも色々ありますが…
手描きの時代に比べると少し使うテクニックは違い、そんなに手先の熟練は必要ないというあたりがCADの大きなメリットでしょう。
オートキャド(AutoCAD)で図面を作図する際に、手描きで言えばペンにあたる道具がマウスです。
それ程手先のテクニックは必要ないとは言え、作図をするにあたってマウスが果たす役割はやはり大きいです。
と言うことで、今回はオートキャド(AutoCAD)で図面を作図する際のマウス選定について、思うことを色々書いてみたいと思います。
■マウスに求められる性能
オートキャド(AutoCAD)で図面を作図する際に、マウスは常に移動しながらクリックを繰り返されます。
その操作を繰り返すことによって図面は完成に近づいていく訳ですが、そこで重要になってくるのが以下の要素です。
・大きさが手に合っているか
・移動の邪魔になるコードがないか
・追加のボタンがあるか
作図する人の手に合っている必要があるので、これらの条件を満たすマウスは人によって違います。
…が、少なくともパソコンを購入した時に付属しているマウスがベストではないことだけは間違いありません。
なので、当サイトでは、オートキャド(AutoCAD)の操作を効率良く進める為に、自分に合ったマウスに変えることをお勧めします。
マウスの価格はピンキリで、それこそ安いマウスは1000円を切るくらいの値段で購入することが出来ます。
しかしここでは価格を追求するよりも、使い勝手を優先してマウスを選定することをお勧めします。
それ程高額なマウスじゃなくても高機能なものはたくさんあるので、上記の項目を満たすマウスを探してみてください。
具体的にはこんな性能を持ったマウスが良いです。
・レーザー式
・コードレス
・追加ボタンあり
大きさについては好みが色々ありますし、男性と女性とで適した大きさは変わってくるはずなので、このくらいが良いなどの表現は出来ません。
5000円くらい出せばほぼ理想的なマウスを購入することが出来るはずなので、実際に自分の手で触ってみて選定してみましょう。
大きさだけは自分でやってみないと分からないですから。
次回はそうしたマウスについて、私の個人的な好みも入ってしまいますが、選定のポイントを説明していきます。