プリンタ設定を作成していく

OSでインストールされているプリンタが全部表示されると、その中からどれを選択するかという操作が発生します。

もちろん適切なプリンタを選択していく必要はあるのですが、選択肢はたくさんなくても大丈夫な事が多いです。

大抵の場合、印刷で使うプリンタの種類は多くても4つ程度ですから、その中から選択が出来ればそれでOK。

それ以外の選択肢を消してしまい、選択にかかる時間を削減しましょう、というのが今回説明している設定の趣旨です。

ただ、インストールされているプリンタを最初から全部表示しない設定にしておくと、選択出来るプリンタが全然ない状況に。

システムプリンタを非表示にした結果

これではPDF印刷しか出来ないので、選択は簡単ではありますが、紙に印刷をしたい場合に結構困ってしまいます。

だから最初にしっかりプリンタの設定をやっておいて、その後改めてインストールされているプリンタを非表示にする。

そんなやり方がお勧めです。

今回はその具体的な設定方法を紹介するので、とりあえず前回紹介した「システムプリンタを非表示」はOFFの状態にしておきます。


■印刷設定を作成する

システムプリンタを非表示にしない設定ですから、印刷画面ではこのようにプリンタが色々表示されているはずです。

プリンタが色々ある状態

これらのプリンタから、印刷する為に選択肢として残しておきたいプリンタを選択します。

私の場合はA4のインクジェットプリンタを残したいので、ブラザーのプリンタを選択しました。

ブラザーのプリンタを選択

ここで選択されたプリンタは、オートキャド(AutoCAD)上では「システムプリンタ」に分類されるもの。

だから「システムプリンタを非表示」にチェックを入れると、当たり前ですが消えてしまうことになります。

それでは困るので、ここでプリンタ名の右側にある「プロパティ」ボタンをクリックします。

プリンタの設定画面

このような設定画面が出てくるので、ここで色々な設定をすることになりますが、設定変更は後でも出来ます。

今回はファイルを作成することだけが目的なので、中央下部にある「名前を付けて保存」をクリックしましょう。

印刷設定の保存画面

設定の名前を付ける画面が出てくるので、分かりやすい設定を付けて保存をしておきます。

私の場合はあまりひねりがないですが「ブラザー」という名前を付けておくことにしました。

また設定画面に戻るので、ここで「OK」をクリックして設定を終了し、印刷画面に戻ります。

印刷設定はこれでひとまず完了なので、印刷コマンドも一度「キャンセル」で終わらせてしまいましょう。

これで設定は終わり。

具体的にどうなっているか、その後どのように設定を変更していくかなどについては次回に詳しく説明をします。