オートキャド(AutoCAD)で作図をした図面を印刷する際に、出来るだけ効率よく色々な設定をして無駄を省いていく。
その為にかける手間は、設定の内容さえ知ってしまえば、それほど大きくはないことが分かると思います。
最初に時間をかけてオートキャド(AutoCAD)の設定をして、出来るだけ無駄をなくした方が長い目で見れば得なんです。
という考え方で今までは色々な設定について説明をしてきましたが、今回は少し視点を変えて「コスト」についても考えてみることにします。
もちろん今までやってきた細かい設定の話が、コストに関係ないですよ、という話では決してありません。
オートキャド(AutoCAD)の操作を効率化することによって得られるのは、作業にかかる時間の短縮です。
仕事において時間はお金とほぼイコールになりますから、時間の短縮はつまりコストの圧縮につながる訳です。
が、今回はそうした時間=コスト的な話ではなくて、仕事をする上でどうしてもかかるコストを減らすという種類の話になります。
■仕事にはコストがかかる
オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事は、パソコンとソフトさえあれば場所は問わないという強みがあります。
要するに自宅でもある程度手軽に仕事が出来る訳です。
誰でも手軽にそうした環境を用意できるということは、当然競争がある程度激しくなるので差別化が必要になりますが…
それでも通勤時間がなくなるのは非常に大きなメリットだと言えます。
毎日片道1時間かかる場所に通勤することを考えると、自宅で仕事をするというのはそれだけで2時間分有利だと言えますよね。
その分だけ仕事をさらに進めることが出来ますし、仕事をしない場合でも色々なことに時間をかけることが出来ます。
これはかなり魅力的な環境だと言えますが、そこにはいい話だけではなく、ああり良くない話もあります。
例えばコスト的な話では、パソコンやオートキャド(AutoCAD)など必要な機器を用意するのは結構お金がかかります。
直接かかるコストの他に、例えば電気代などの間接的なコストもあって、例えば図面を確認する為に印刷をする場合でもお金はかかる訳です。
今は比較的安価になりつつありますが、A1ロール紙の値段は結構高かった気がします。
レーザープリンタのトナーとか、インクジェットプリンタのインクなども結構良い値段がするんですよね。
■コスト削減を目指し
…と、ちょっとお金の話ばかりになってしまいましたが、仕事の事を考えるとある程度は仕方がありません。
ビジネスではお金についてきちんと考えることが必要です。
それを考えずに「お金は儲かっていないけど、仕事は頑張っているから良い」という訳にはいかないんです。
お金について考える事を「がめつい」と思ってしまいがちですが、そこで思考停止していては仕事は成り立たないですから。
そういう意味で、仕事についてまじめに考える時には、コストを削減することも考える必要がある、ということです。
出来るだけ安価なA1ロール紙を買うようにしたり、インクを購入する際にはなるべく安い店を選んだり。
そうした考え方で仕事をする以上、複合機のカラー印刷にかかるコストついてもきちんと考える必要があります。
ちょっと長めの話になってしまいましたが、単純に書いてしまえば「コストを減らす為にカラー印刷・モノクロ印刷を切り替える」という事です。
具体的な設定は次回に続きます。